☆サバイバル日記_日々徒然☆

乳がん手術後ホルモン療法中です。乳がん、卵巣がんを患った近親者がいる若い女性は必ず乳がん検診を受けましょう!note:https://note.com/mochi109

子どもにどう伝えるか

診察の前に看護師さんと面談をした。家族の病歴(ガン歴)についての聞き取りと、子どもへの接し方のお話だった。
私の場合、乳がんの痛み等自覚症状が全くなく、ある意味とても元気で普通に生活できていたので、子どもたちに病院に通っていることすら話していなかった。
もちろん精神的には情緒不安定だったろうが、不安や落ちこみを子どもの前で見せるほど弱くはなく、明るく楽しく暮らす心がけでいたし実際そうしていた。
自分が大学生のとき、母から父のすい臓ガンを知らされた経験から、子どもたちには病名等話すつもりはなかった。うちの子たちは当時の私よりはるかに幼い。まだ中学生と小学生なのだ。
今だにガンというのは=死というイメージが強い。糖尿病になりました。というのと訳がちがうから...

だが、看護師さんに「病名から治療法にいたるまで全てを隠さず子どもたちに話すように」と告げられる。
実際、抗がん剤治療が始まって脱毛した場合、がんを隠したまま子どもに説明するのは難しく、特に上の子は気がつくだろうな...とは思っていた。これから入院して手術することすら、まだ子どもたちに伝えていない。いずれこの件は伝えるが、病名をダイレクトに子どもに伝えることには抵抗があった、ものすごく。

夫婦で話しあってはいて、夫婦の結論は今はがんだと言わないに決まっていた。

聖路加にはチャイルド・サポートというサポートシステムがあってチャイルド・ライフ・スペシャリストが母親の病気を告げられた子どもの心のケアや子ども自身の相談にのってくれるし、話す側の母親へも子どもへの告げ方などサポートしてくださるそうだ。

家族間で隠しごとがある状態より、ショックや不安を受けるけれど子どもたちも真実を知って、家族で病気に向き合っていったほうがよいと説得されて、かなり心が揺らいだ。

このときは決断することが出来ず、持ち帰って考えるということにした。聖路加はポリシーとして子どもに真実を伝えるべきという姿勢なのはよくわかった。
自分自身どのタイミングでどう伝えるかというのは今までずっと考え続けていたが本当に難しい。