FISH検査結果
病理検査の結果は本当に悩ましく、
モヤモヤしっぱなしだった。
何度も書いているがHER2陽性だったらフル治療に決定で、跳ね上がる治療費の資金繰りに困るぐらいで迷う余地はない。
問題は陰性だった場合の治療法。
そして、これほどウダウダ迷うのには理由がある。
病理検査で核グレードが2、Ki-67が23%だったからなのだ。
核グレード1、Ki-67が14%以下だったら迷わず抗がん剤治療はやらない。
逆に核グレード3、Ki-67の数値がもっと高かったら、抗がん剤をやる。
主治医が万が一やらなくていいと仰っても自分でやると決断する。
どちらか片方が高かったとしてもやる気がする。
だが結果はどちらも「微妙にちょっとだけ高い」数値だった。
核グレードとは、核異形スコアと核分裂スコアから判定されるがんの悪性度を表す数値で、1・2・3の三段階で評価される。
Ki-67はがん細胞の増殖能を表す数値だ。
どちらも数値が大きいほど状態は悪い。
Ki-67に関しては、数値が平準化出来ていない(検査する施設によってばらつきがでる)問題や、数値を治療決定の際どれぐらい重んじるかについてや、閾値(約14%)もそれでいいのか?等いろいろな学説があるし、判断に迷う数値であるのも事実。
そして、担当医のM先生は「Ki-67は他の施設に比べて、聖路加は数値が高めにでる」と仰っていた。
それプラス、がんの種類。
乳がんのタイプは非浸潤がんと浸潤がんにわけられる。
非浸潤がんは手術のみで完治し、転移の心配はない。
浸潤がんは転移再発の可能性があるので手術後、放射線、抗がん剤、ホルモン療法等の補助療法が必要。
浸潤性乳管がんは大きく3つのタイプにわけられ、乳頭腺管がん、充実腺管がん、硬がんで約80%をしめる。
そして前者→後者の順に予後が悪いと言われている。
私のがんは充実腺管がん。
ガンの種類もまた、1番悪いわけではないが良くもないという、微妙な感じに。
まったく!!!!!(>_<)(>_<)(>_<)
前回診察から2週間後、FISH検査の結果を聞きに行く。
陰性だった。HER2陰性確定。
そして主治医と再度話し合い治療法を決定、放射線治療後ホルモン治療で抗がん剤はやらないと決めた。
抗がん剤治療のメリット・デメリットを主治医から説明を受けて話し合って決断した。
放射線治療を受ける大学病院の初回予約を入れてもらい、紹介状やデータのCD-ROMを受け取って、主治医Y先生、担当医M先生としばしお別れ。
放射線が終わったら、診察の予約を入れてね、なんかあったらいつでも言ってきて下さい。という言葉が嬉しかった。
納得して決断したが、不安はくすぶり続ける。
これから先、どんな決断をしても不安ゼロなんてありえないんだ。
常に不安と向き合っていくしかない。
自分がした選択、以外の選択の結果は誰にもわからない。
5年生存率も再発率も何もかもが確率でしかなく、自分が当てはまるかどうかもわからない。
長い闘い.....
精神がやられないように不安とうまく付き合っていこう。