告知 ②
外来へ
初めてお会いする外科の先生。
今までの疑問を正直に全部聞いてみた。若造先生も同席。
・まず1月に受けたマンモが異常なしだった件について。
私にとってこの事実があるからこそ治療を異常に焦っていた。たった4ヶ月で1センチの大きさになる腫瘍、進行が早すぎる。進行ガンにしてもひどい...
先生の答え→全否定
マンモは石灰化などは微小でも拾えるが、2センチ以下の腫瘍だと拾わない場合がある。2センチ以下の腫瘍はエコーが確実。大きさだけの問題ではなく腫瘍の種類によってマンモとエコーで得意とするものが違う。
私のガンは10年近くかけてこの大きさまで育ってきたもので突然できたものではない。
!!!!!!衝撃だった。
40歳すぎてから毎年健康診断でマンモを受けていた。エコーかマンモか選択できる中で自分でマンモを選んで。40歳からはマンモが適していると健康診断の説明にもかいてあったのに〜!ひどい。
乳がんは比較的ゆっくり進行するガンで私のガンの大きさだと治療を焦る必要はない。
今後のことをしっかり考えて病院を選ぶ時間はあるとのこと。
・オペまでの間、日常生活で気をつけることについて
先生の答え→特にない。食事等もこれはダメというものはない。飲酒もダメではない。感染症に気をつけてストレスをためないように今までどおりでよい。
ガンは民間療法(スピリチュアル系や代替療法、食事法など)がいくらでもあって、やりたいならダメとは言わない。商売が絡んで高価なものも多い。お金の無駄でもそれで気が済むならやってもよい。
・次に遺伝について
私には娘がいる。母親が40代で乳がんを発症、娘はハイリスクに属することになってしまった。
これから先何度も耳にすることになるアンジェリーナ・ジョリーの名前。彼女が予防的に乳房、卵巣を全摘したことはもちろん知っていた。
でも自分が乳がんになって初めて彼女の選択の重さを理解した。
先生は「娘さんに20歳をすぎたら毎年エコーで乳がん検診を受けるように言ってあげてください」
と仰った。
あまりのショックに口もきけなくなっている私に「ご自分を責めないでください」という言葉がふってくる。
最愛の娘に宝物の娘に...どうしよう
、どうしたらいいんだろう
地獄のようだった。
自分を責めずにいられなかった。