術式決定
術前最終診察
執刀医のY先生とお話する。
センチネルリンパ節生検についての説明を受けた。自分でもかなり調べているので説明はほぼ理解できた。
センチネルリンパ節というのは、リンパ節にガンが転移する場合最初に到達するリンパ節のことで、これに転移がなければ他のリンパ節にも転移している可能性はとても低い。
もちろん100%ではないが臨床でデータが積みあがってきておりほぼ大丈夫というレベルまできている。
説明で意外だったのはセンチネルリンパ節に転移があった場合だ。
私の認識ではそのまま腋窩リンパ節郭清=リンパ節を全部ごっそりとる、だったがそうではなかった。
センチネルに転移→次のリンパ節とる→検査→転移あり→次のリンパ節とる
と一個づつ進んでいくらしい。転移していなかったら次のリンパ節はとらない。
それで大丈夫なのか!?という疑問もわくが先生のお話だと予後、再発率に大差はないとのこと。
術中迅速検査の精度も今は素晴らしいんだな。
続いて術式について。
乳房乳頭温存部分切除術でどこを切るかと先生に聞かれた。
ガンは左乳房の左下側にあり私は胸の淵に沿って切る以外全く考えていなかった。
大変残念なことにレベル高すぎる貧乳なため、ふちもイマイチはっきりせず、そこ切った場合巨乳の人だと傷口が隠れる可能性がある。けれど私の場合は....ない、はっきりないw
他にどう切れるんですか?と尋ねてみると、なんと!傷口を乳輪のふちに沿わせてほしいというオーダーもあるそう。斬新だわー思いつかなかった。あとはしこりの真上を切る、それだと乳房にガッツリ傷が残るのでそれを選択する人はいないだろう。当初予定どおり、ふち(いちおうのw)を切ってもらうことに決定した。
しかし、ガンが胸の乳首より上側にあった場合はやはり傷口がどこにくるかというのは重要かもしれない。
私の場合胸の上のほうはあばらが浮いてる感じだ、かなり厳しい。
この時点で傷口がどれぐらいの大きさになるか?乳房がどれぐらい変形するのか?にさほどのこだわりがなかったせいで、すんなり終了。
再発や転移の話ばかりしていて、手術や胸の形は先生におまかせしまーす♡ってなってしまい、貧乳は胸へのこだわりが薄いと実感。こだわる人はこの面談結構長時間になるかも。
1日に3人週に3日、乳がんのオペをこなすY先生。思わず「すごい数ですね」とつぶやくと、専門ですから。。とさらっと仰ってました。プロフェッショナル。