☆サバイバル日記_日々徒然☆

乳がん手術後ホルモン療法中です。乳がん、卵巣がんを患った近親者がいる若い女性は必ず乳がん検診を受けましょう!note:https://note.com/mochi109

入院準備

結局、右乳房の組織診の結果は何でもなし、がん細胞は見つからなかったが素直に喜べず...

なんだったのだろう?

いまいち腑に落ちないが今回のオペは左乳房のみと確定した。


入院の準備といってもとりたてて用意するものもなく、一番重要なことは子どもと母に伝えることだった。


入院一週間前、まず上の子に伝えた。息子が一番最初に私に聞き返した言葉は「がんなの?」だった、単刀直入...次は「手術で死ぬ可能性あるの?」だ、やはりストレート。

入院期間は3泊4日予定、手術の予定時間2時間、全身麻酔だし死ぬ可能性はゼロではないがとても低いこと、「お母さんは絶対死なないから大丈夫!」という私の返事で息子は「なら大丈夫だね!」っとさらっ言った。そして私は「がんではないよ」と嘘をついた。


一番気がかりでひたすら心配な娘、人一倍不安が強い子だ。

娘に伝えたのは入院4日前、入院して手術することを伝えた瞬間から泣きだした娘を抱きしめて「大丈夫だよ、パパも帰ってくるしおばあちゃんも来てくれる、心配しないの、大丈夫、大丈夫」と言い続けた。

この子は人見知りも激しく小さい頃から私にべったりだった。

不安になったり心配になったりするとすぐ泣いてしまい泣き止めない。

いつもいつも抱っこして「大丈夫だよ」と呪文のように言い続けてきた。

自分で自分に「大丈夫」って納得させられるようになるまでまだ時間がかかる、呪文がまだまだ必要。

私の役目がいらなくなるまで側にいてあげたい。


娘に伝えるのと同じぐらい気が重かった母には入院2週間前に伝えた。

入院中手伝いに来てもらうには2週間前でも遅いぐらいだった。母は古希を過ぎても現役フルタイムで働いている経営者だ。

自分が親になって、子が親より先に死ぬということがどれほど親不孝か、親にとって耐え難い苦痛かわかるようになった今、母に伝えるのは嫌で嫌で仕方なかった。

でも隠したまま突然死ぬのも親不孝度がさらに上がるだけだろう。

私は我が子が死ぬなんて現実を受け入れられる自信はない。それなら自分が死んだほうがよい。選べるなら100%自分が死ぬことを選ぶ。

でも死は選択制ではない。

母に受け入れ難い不安を与える立場になってしまった。

「お母さん、ごめんね」一番最初に謝った。