エネルギー
とてもとても精神状態がよくない。これはメンタルクリニックとかに行ったほうがよい案件なのだろうか。そうなのかもしれないが、そもそも面倒で病院を探す気にもなれない。会社にはいけてる。ものすごく暇な時期だし、人と密接にかかわる職種じゃない。
職場以外のコミュニティの中でも、自分から働き掛け自分が他人の精神状態を慮って行動するのが難しい。パワー切れだから。パワーがすっからかんになったとき、本当に無理だと思った。充電する為のバッテリーを動かす初動のエネルギーがほしい。この初動のエネルギーを自家発電するのが今本当に難しい。誰も助けてくれないのは嫌というほどわかっている。誰も助けてくれない以上自分でなんとかするしかない。ほかの人たちはみな、いろんな人に助けてもらえているように見える。
なんで私だけ誰も助けてくれないんだろうと思う。その原因もわかっている、助けてほしいと言えないから助けてもらえないのだ。そ
助けてほしいというにも、パワーがいるからすっからかんになる前に言わないといけなかったのだろう。
自分のなにかを燃やして初動のエネルギーに変えよう。
脇腹痛
いよいよ食べる楽しみを諦めるしかないのか、と思わされている脇腹痛。
右だから肝臓か腎臓が原因なのかもしれないが、よくわからない。
ストレスが原因かも。
ネットにはそう書いてあった。
ストレスフルな人生よ。
普段は鈍痛、たまに激痛。
今日、友達と会って一週間分いや二週間分ぐらい話してきた。他愛もないおしゃべりができるってどんなにありがたいことか。
相手にジャッジされず誰かと比べられず心が穏やかだ。
もしごはんが食べられなくなる時がきても、公園とかで、食べられない私に同情せず普通におしゃべりしてくれるだろうなあと感じた。
信頼ってそういうこと。
心の調子が非常に悪い
普段ガードしている部分がグラついて、非常にメンタルの調子が悪い。
元々、依存症気質なのがこの状態になると際立つ。ホス狂いや、マルチ商法やスピにハマる人と一緒なのだ。すごくわかる。
話しかけてくれる人、誘ってくれる人、褒めてくれる人、優しくしてくれる人を支えにしないといられないのは、甘えでしかない。
そして自分には、話しかけてくれる人も褒めてくれる人もいないという問題に直面して心が死ぬ。
こうなる前に、自分から他者に話しかけて、自分から他者に優しくすることが出来る段階だと立ち直れる。自分から動く以外に方法はない。
今回は間に合わなかった。
ダイアログインザダーク
竹芝のおしゃれなショッピングモールの一角にある、ダイアログインザダークの体験ができる施設。
運河の向こうは浜離宮で、コンラッドも電通ビルも向こう岸だがよく見える。
人工的で新しく小綺麗。
本当は存在するけれど、見えるとおしゃれじゃないもの、昔からあるダサいもの、見えなくさえすればないことにできるゲスいものを徹底的に隠してある街。
隠したのか排除したのかよくわからない。
前に埋立地に住む友人と、埋立地には墓地はいっぱいあるが寺はなく、結婚式場のニセチャペルはあるが神社はない。という話をしていた。
この無機質で虚無の塊みたいな街の、犬を連れたハイソな夫婦や、セレブなファミリーがテラス席で休日のお茶やランチを楽しんでいる姿すら、街のパーツのようだ。
もし、この街をダイアログインザダークのように完全に視覚情報を遮断して、目を瞑り白杖を使って歩いたら......
音や匂いや人のざわめきから、なにかを感じ取れるんだろうか。
子どもの成長
上の子がもうすぐ19歳になる。
手に負えないほどの反抗期もなく、親子関係にさして悩んでこなかった。
もちろん、親と一緒に出掛けるのを嫌がったり、話しかけても返事もしない程度のことはよくあったが、家出や暴力、器物損壊的なことはなかった。
基本的に素直な性格で、自称陰キャだが、社会で生きていけないほどのこともないだろう。
おとなになる通過点として、今、彼から否定的なことを言われることが多い。
「説明がわかりづらい」
「何を言いたいのかわからない」
「服装がださい」
「料理がワンパターン」
「料理がまずい」
「だらしない」
その他いろいろ、ありとあらゆることを言われている。
喧嘩腰にいわれるわけでも、憎しみをこめて言われるわけでもなく、
普通の会話で冷静に言われる。
親を超えていく際の通過儀礼みたいなものだろうと思っているし、
自分も親をぼろくそに言ってきた身だ。
いいお母さんではなかった自覚も十二分にある。
だが、なかなかに精神を削られる。
あっちからもこっちからも否定の嵐だ。
虚無になる。
もし、ベイマックスが本当に開発されたら借金してでも絶対に買いたい。
ベイマックスみたいに自分をずっと心配してくれるロボットがいたらどんなにいいだろう。
ものすごい需要があると思う。
親って因果な商売だ。
薬をやめることにした
術後から飲み続けてきた、乳がんのホルモン治療薬タモキシフェン。
やめることにした。
選択肢としてあと5年、トータルで10年飲み続ける道もあったがやめる方を選んだ。
術側の左乳房にまたがんができたら再発、右乳房にできたら新規のがんになる。
右乳房にできるがんは左の再発にはあたらないそうだ。
新しいがんはホルモン型とは限らない。
抗ガン剤適応やHER2適応かもしれないし、トリプルネガティブかもしれない。
もういいと思った。
副作用に耐えに耐えて5年間がんばった。
主治医とも相談して、飲み続けても得られる効果は薄いとはっきり言われた。
飲みたかったら飲んでもいいけれど、副作用との兼ね合いで考えてと。
肺の影は経過観察、肝嚢胞も経過観察、乳がんも経過観察、検査は続ける。最近は腎臓の数値が非常に悪い。
遺伝的にもまたどこかにがんができる可能性が高い。
けれど薬は卒業。
またガンになったら、次は主治医に紹介状を書いてもらってがん研有明かがんセンター中央病院に転院する。
がんセンター中央病院は元職場のすぐ近くだ。工事ももう終わっただろう。
前の時は子どもたちにがんだということがわからないように、病院名にがんがつかない病院を選んだ。
次はそうはいかない。きちんと病気と遺伝リスクについて話さなければ。
もう前の時ほど自分はショックを受けないと思う。
子どもたちが成長し、わたしが死んでも前の時よりは確実にダメージが軽いと思えるからだ。
長いようで短い、短いようで長い5年だった。
すべてが何の区切りもなく終わっていく。
SNSって
普段はまったく気にならないSNSの自分の投稿に対する反応が気になるのって、弱っているバロメーター。
人気がある人の記事にたくさんのコメントやスタンプがつき、その人は他者に言及されることが多いのも当たり前で、すべて可視化されるのがSNS。
人気がある人というのは魅力的なので、他者が放っておかない。
そんなのSNSの中だけではなくリアル世界ではもっと顕著に当たり前だ。
元気なときはまったく気にならない他者の反応に自分が傷つくときは、SNSと距離をとるのが一番だってわかっている。
だいぶ戻ってきた実感もあってリハビリも続けているいるけれど、今回のダメージは思いのほか深い部分まで、いったなと改めて思う。
自分で憂いの篩(ペンシーブ)にあたまを突っ込んでしまったようだ。
優しいひとたちがそっと手を添えて
突っ込んだあたまをぬくのを手伝ってくれている。感謝してもしきれない。